皆さんこんにちは!みとんです。
本日も漫画紹介をしていきます!
今回ご紹介するのは、現在絶賛映画公開中の 『チェンソーマン』 です。
『チェンソーマン』は、藤本タツキ先生による漫画で、
『週刊少年ジャンプ』(第1部/2018年~2020年)、
『少年ジャンプ+』(第2部/2022年~)で連載されています。
ジャンプの中でも異彩を放つ作品として大きな話題を呼び、アニメ化・映画化を経て、世界中に熱狂的なファンを生み出しました。
そして今、映画『チェンソーマン レゼ編』が上映中ということで、再び注目が集まっています。
この記事では、原作漫画の基本情報から、その魅力、そして映画「レゼ編」の見どころや音楽についても触れながら、チェンソーマンの世界に迫っていきたいと思います。
『チェンソーマン』のあらすじ

舞台は、人々の「恐怖心」から悪魔が生まれ、現実世界に存在する世界。
主人公のデンジは、借金を抱えた貧しい少年。
父親が遺した莫大な借金を返すため、チェーンソーの悪魔・ポチタと共にデビルハンターとして日銭を稼いでいました。
ところが、雇い主に裏切られ命を落としてしまいます。
そのとき、ポチタが自らの心臓をデンジに与えることで、彼は「チェンソーマン」として復活。
胸にある引き紐を引くと、頭と腕からチェーンソーを生やし、悪魔と戦う存在へと変貌します。
デンジは公安のデビルハンターとしてスカウトされ、仲間たちと共にさまざまな悪魔との戦いに挑んでいきます。
しかし物語は単なる勧善懲悪のバトルではなく、裏切りや絶望、愛や欲望といった人間ドラマが交錯し、読者を予測不能の展開へと引き込んでいきます。
主な登場人物

- デンジ
主人公。素直で欲望に忠実。食欲・性欲・睡眠欲というシンプルな願いに従いながら戦い続ける。 - ポチタ
チェーンソーの悪魔。小さな犬のような姿をしており、デンジに心臓を与え一心同体となる。 - マキマ
公安の上司。美しくカリスマ性を持つが、その真意は謎に包まれている。 - パワー
血の悪魔。自由奔放で自己中心的だが、デンジと友情を育む。 - 早川アキ
公安のデビルハンター。冷静で真面目。家族を悪魔に殺され、復讐を胸に戦っている。
チェンソーマンの魅力
1. 恐怖から生まれる「悪魔」の存在

チェンソーマンの世界では、人間が恐れる対象ほど強力な悪魔が生まれます。
たとえば「銃の悪魔」は、現実においても人々に恐怖を与える存在であり、その力は圧倒的。
逆に「トマトの悪魔」など、ほとんど恐怖を感じさせない存在は弱い。
「恐怖」という人間心理を力の源とする設定が非常にユニークで、「確かにこれは怖い」と共感したり、「え、こんなものも悪魔になるの?」と笑ってしまったりと、読者の想像力を刺激してくれます。
2. 主人公デンジのキャラクター性

デンジはとにかく「バカ正直で欲望に忠実」。
学校に通っていなかったため常識に疎く、野生動物に近い感覚で生きています。
そんな彼の行動は時に笑えて、時に切なく、読者を惹きつけてやみません。
「ただ美味しいものを食べたい」「女の子にモテたい」「ぐっすり眠りたい」。
そんなシンプルな夢を抱え、死線をくぐり抜ける姿は、他のジャンプ主人公にはないリアリティを持っています。
3. ダークで哲学的な物語

ジャンプといえば王道のヒーロー漫画が多いですが、『チェンソーマン』はその枠には収まりません。
グロテスクで残酷な描写も多いですが、その裏には「人間は何を恐れるのか」「幸せとは何か」という普遍的なテーマが潜んでいます。
子どもから大人まで楽しめますが、とくに人生経験を積んだ大人ほど深く味わえる漫画だと思います。
現在上映中!映画『チェンソーマン レゼ編』

そして現在公開中の映画は、原作ファンの間でも屈指の人気を誇る「レゼ編」。
ある雨の日、デンジは喫茶店で働く少女・レゼと出会います。
無邪気で明るい彼女と過ごすうちに、デンジは初めて「普通の恋」というものを知り、心を大きく動かされていきます。
笑い合い、語り合い、ただ一緒にいることが幸せ。
しかし、その出会いはデンジの運命を大きく変えていくことになるのです。
「これは、愛か、それとも罠か――」
青春の甘酸っぱさと、チェンソーマンらしいスリリングな展開が融合した物語。
切なくも衝撃的な展開は、観る人すべての心に強く残るはずです。
レゼ編の見どころ

・デンジの初恋:戦いばかりのデンジが初めて青春を味わう姿。
・レゼの魅力:可愛さと影を兼ね備えたヒロイン。
・甘さとスリルの落差:ラブストーリーから一気に緊迫したバトルへ。
・大迫力のアクション:アニメを超える映像表現。
・“普通の幸せ”をめぐるテーマ:デンジが求める夢がどう描かれるのか。
音楽が彩るチェンソーマンの世界

映画の大きな魅力のひとつが、音楽です。
- オープニングテーマ「IRIS OUT」/米津玄師
躍動感のある楽曲で、映画の幕開けを勢いよく飾ります。 - エンディングテーマ「JANE DOE」/米津玄師 × 宇多田ヒカル
静かながら胸に響く曲。孤独や儚さを感じさせ、映画の余韻を深く心に刻みます。
特に「JANE DOE」は、物語のラストと見事にシンクロしており、涙を誘うと話題になっています。
映画を観る前に一度聴いておくと、ラストシーンの感動がより一層深まるでしょう。
映画館で観るべき理由

『チェンソーマン レゼ編』は、ストーリーだけでなく「映像」「音楽」「音響」が一体となって初めて完成する作品です。
- 大スクリーンだからこそ感じられる迫力
チェーンソーが唸りを上げるシーンや、街を巻き込む戦闘シーンは、映画館の大画面でこそ真価を発揮します。 - 音響設備での没入感
チェーンソーの轟音や心臓の鼓動のような効果音、そして音楽の響きは、家庭用のスピーカーでは再現できません。 - 観客と共有する体験
息を呑むシーン、笑えるシーン、そして涙するシーンを他の観客と一緒に体験することで、作品の感動はさらに深まります。
まさに「劇場で観てこそ意味がある」タイプの映画だと思います。
🎬 映画を観る前の準備リスト
これから『チェンソーマン レゼ編』を観に行こうと思っている方に向けて、予習用のチェックリストをまとめました。
原作・アニメ・音楽を押さえておくと、映画がもっと楽しめます!
📚 漫画で予習するなら
- 原作コミックス 第5巻~第7巻あたりが「レゼ編」に該当。
- 映画はこのエピソードを中心に描いているので、読んでおくと細かな伏線やキャラクターの心情がより深く理解できます。
- 最新刊は第22巻まで刊行中。映画をきっかけに一気読みするのもおすすめ。
📺 アニメで予習するなら

・アニメ第1期(全12話)が Amazon Prime Video や Netflix で配信中。
・デンジやポチタ、マキマ、パワー、アキといった主要キャラクターとの
出会いを押さえておくと、映画の感動が倍増します。
・総集編アニメも配信中
「総集編1」=約2時間
「総集編2」=約1時間30分
→ まとめて振り返るのに最適!映画館に行く前に一気見するのもおすすめです。

🎵 音楽で予習するなら

- 「KICK BACK」/米津玄師
アニメ第1期OP曲。チェンソーマンを代表する楽曲。 - 「IRIS OUT」/米津玄師
映画『レゼ編』のオープニングテーマ。疾走感とスリルを感じさせる一曲。 - 「JANE DOE」/米津玄師 × 宇多田ヒカル
映画のエンディングテーマ。繊細で切なく、映画を観終わった後の余韻をさらに深めます。
SpotifyやApple Musicなどのサブスク配信でも聴けるので、映画館に行く前にプレイリストを作っておくと気分が高まりますよ。
まとめ

『チェンソーマン』は、ただのバトル漫画でも、ただのホラーでもなく、人間の本質や幸せの意味を問いかける深い作品です。
漫画・アニメでその世界観を味わった人も、今回の映画で新たな感動を得られるはずです。
映画『レゼ編』は、青春の甘酸っぱさと、チェンソーマンらしい残酷さが同居する特別なエピソード。
そして米津玄師・宇多田ヒカルによる楽曲が、物語に圧倒的な余韻を与えてくれます。
「普通の幸せ」を夢見る少年が、どんな運命を辿るのか。
ぜひ劇場の大スクリーンで、その答えを見届けてください。