皆さんこんにちは、みとんです。
最近お米が高いですよね、よくニュースにもなっていますが、
お米の値段が高騰していて、日本人の主食で主要であるお米を、なかなか食べれなくなってしまった人も多いです。
その対策として、日本政府が政府備蓄米を放出して、世の中に、古米・古古米・古古古米が放出されました。
今回は、その備蓄米について、備蓄米は何かと問題点が指摘されていますが、その備蓄米を美味しく食べる方法について紹介していきたいと思います!
そもそもなんで、お米が高騰しているの?
🌾 米高騰の主な理由(2024年〜2025年)
1. 天候不順・自然災害
- 日本や世界各地で 異常気象(高温・長雨・干ばつ) が続いており、稲作に悪影響を及ぼしています。
- 特に2023年〜2024年は、日本国内でも猛暑や台風による収穫減が発生しました。
2. 生産者の高齢化・後継者不足
- 米農家の高齢化が進み、耕作放棄地が増加。
- 生産量の減少が価格上昇に拍車をかけています。
3. 肥料・燃料・資材の価格上昇
- ウクライナ情勢や円安の影響で、農業用資材(肥料・機械燃料など)のコストが高騰。
- 生産コストが上がることで、販売価格も上がっています。
4. 政府の減反政策終了と供給調整
- 過去の「減反政策」終了後、需給のバランスが崩れ、市場価格の変動が激しくなった。
5. 海外からの影響
- 世界的に小麦やとうもろこしの価格が上昇し、米の代替需要が増加。
- インドなど主要な輸出国が自国の供給を優先し、輸出規制をしたことも影響。
このような要因から、最近はお米の値段がい高騰しているのです。
🏠 家庭向け(10kg)の米の価格(店頭・スーパー基準)
- 2025年6月時点では、一般的な国産ブランド米(例:新潟コシヒカリなど)は、5kgで約3,500〜5,000円となっており、10kg換算だと概ね 7,000〜10,000円の価格帯です。
- 実際に販売されている銘柄の例として、2025年7月時点で「令和6年産 北海道ななつぼし(10kg)」が約 6,780円で人気ランク上位に入っています 。
📜 年別価格推移(代表的な10kgあたりの推定金額)
年度 | 10kgあたり価格目安(白米) | 備考 |
---|---|---|
2023年 | 約4,000円(5kg ≒2,000円) | 値上がり前の水準 |
2024年前半 | 約6,000〜8,000円 | 5kgで3,000~4,000円台へ上昇 |
2025年6〜7月時点 | 約7,000〜10,000円 | 日常の家庭購入価格がこの範囲に収まる傾向 |
古米・古古米・古古古米について
お米の高騰を要因に、日本政府から備蓄米を放出する対応が取られました。
そのお米は、「古米(こまい)」「古古米(ここまい)」「古古古米(ここここまい)」と呼ばれ、収穫されてからの年数によって区別される米です。
🍚 【1】古米(こまい)
● 定義
- 前年に収穫された米
- 例:2025年の時点で、2024年産の米は古米。
● 問題点
- 風味・香り・粘りがやや低下する。
- 保管状態によっては乾燥しすぎたり、におい(古米臭)が出たりする。
- 食味が落ちるため、価格は新米より安くなる。
🍚【2】古古米(ここまい)
● 定義
- 2年前に収穫された米
- 例:2025年の時点で、2023年産の米は古古米。
● 問題点
- 劣化が進みやすく、におい・黄ばみ・乾燥が目立ちやすい。
- 食感や甘みが落ちる。場合によっては「パサパサで硬い」と感じられる。
- 一般家庭用としては不人気で、業務用・加工用に回されることが多い。
- 不適切な保管で、虫害・カビのリスクも高まる。
🍚【3】古古古米(ここここまい)
● 定義
- 3年以上前に収穫された米
- 例:2025年の時点で、2022年以前の米。
● 問題点
- 米としての品質が大幅に劣化。
- 色や香りに加え、味の低下が著しい。
- 通常の食用には不向き。飼料用、アルコール製造用(米焼酎など)、備蓄・輸出用にまわされる。
- 古古古米を新米と偽って販売することは違法(景品表示法違反)。
現在は、政府備蓄米として、上記のようなお米が一般的に放出されています。
🍽 古米・古古米・古古古米を美味しく食べる10の方法(詳細解説)
古米・古古米・古古古米は新米に比べて風味や食感が落ちますが、調理法や工夫次第でおいしく食べることが可能です。
1. 🍶【炊飯時に「酒」や「みりん」を加える】
▶ 解説:
古米は時間とともに水分や甘みが失われ、「古米臭」と呼ばれる独特のにおいが出やすくなります。日本酒やみりん(各大さじ1程度)を加えると、アルコールが臭いを飛ばし、アミノ酸のうま味が米に染み込み、ふっくらツヤのある炊き上がりになります。
2. 🧂【昆布やだし昆布を一緒に炊く】
▶ 解説:
昆布にはグルタミン酸(うま味成分)が豊富に含まれ、米の甘みを引き出す働きがあります。古米の物足りなさを補うために、5〜10cmの昆布1枚を入れて一緒に炊くだけで風味が格段にアップ。食感もふんわりとやさしくなります。
3. 🥕【炊き込みご飯・混ぜご飯にする】
▶ 解説:
具材と調味料の風味が米に染み込むため、古米特有の風味の弱さや乾き気味の食感をカバーできます。おすすめは、しょうゆベースのきのこご飯、鶏ごぼう、たけのこご飯など。油分の多い食材(鶏肉、油揚げ)を使うとさらにリッチな味に。
4. 🍳【チャーハンにする】
▶ 解説:
古米は水分が抜けてパラッとしやすいため、チャーハンにぴったり。高温で短時間炒めれば、パサつきも気にならず、油分と香味野菜(にんにく・ねぎなど)が古米臭を抑えてくれます。卵を先に炒める「黄金チャーハン」もおすすめ。
5. 🍛【カレーやハヤシライスなどのルー系に使う】
▶ 解説:
古米の味の弱さ・香りの劣化は、濃い味のソース系料理と合わせるとほとんど気にならなくなります。特にカレーは、米の甘みよりも粘り・食感が重要なので、古米でも十分に美味しく食べられます。やや硬めに炊くと、ルーとの相性◎。
6. 🍙【おにぎり・焼きおにぎりにする】
▶ 解説:
おにぎりは具材(梅干し・塩昆布・味噌)や焼き目の香ばしさが古米臭を隠してくれます。特に「焼きおにぎり」は表面をカリッと焼くことで、食感と香ばしさが加わり、味のメリハリが出ます。醤油+みりん+だしのタレを塗るとさらに美味。
7. 🍲【雑炊・おじや・リゾットにする】
▶ 解説:
古米はスープに入れて煮ると水分を吸って柔らかくなり、劣化による硬さや味気なさが解消されます。和風ならだし+卵+ねぎの雑炊、洋風ならコンソメやトマトベースでチーズを加えるリゾットが◎。余ったご飯の活用にも最適です。
8. ❄【冷凍→再加熱で水分を閉じ込める】
▶ 解説:
古米は炊き上がり後に放置するとすぐ乾燥してしまいます。炊きたてをラップで密封して即冷凍→食べるときに電子レンジでふっくら再加熱すると、水分が保たれやすく、食感も良好に保てます。冷凍は「粗熱を取らずに即ラップ」が鉄則。
9. 🌾【米ぬかや胚芽を少し加えて炊く】
▶ 解説:
精白米の風味を補うために、市販の「米ぬか」や胚芽米を数%混ぜて炊くと、味に奥行きが出ます。精米で失われたうま味や香ばしさが加わり、古米の弱点をカバー。自然な香りが欲しい人におすすめです(ただし洗米はしっかりと)。
10. ⏳【長めに浸水する(30分〜1時間以上)】
▶ 解説:
古米や古古米は乾燥が進んで水分を吸いにくくなっているため、十分な浸水が必須。通常の15分では足りません。特に冬場や硬い古米は、冷蔵庫で1時間以上の浸水→炊飯がおすすめ。吸水が足りないと、硬くパサつきやすくなります。
✅ まとめ
古さの程度 | 味の工夫 | 適した調理法 |
---|---|---|
古米 | 香り・水分補給 | チャーハン・おにぎり・炊き込みご飯 |
古古米 | うま味追加・香り補正 | カレー・雑炊・焼きおにぎり |
古古古米 | 加熱+香味+加工 | リゾット・再精米・加工品 |
このように、古米・古古米・古古古米だとしても、
料理する手中を工夫すれば、美味しく食べることもできるのです!
やはり、日本人はお米を食べる文化が定着しています。
だけども、お米が高くて買えない。備蓄米は、味について色々言われているから心配。
そんな人にもおすすめです!
ローソンでの備蓄米おにぎり?
🍙 ローソン「備蓄米おにぎり」の概要
ローソンは2025年7月29日から、政府備蓄米(令和3年産、2021年産)を使用したおにぎり2品を全国で発売します。以下に詳しくご紹介します👇
- 商品名:「令和3年産米使用 塩にぎり」と「令和3年産米使用 だしにぎり」
- 発売日:2025年7月29日~(政府備蓄米の販売期限は8月末まで)
- 価格:各税込108円(通常のプレミアム塩にぎり149円より41円安く、約3割お得)
- パッケージ表記:「Vintage 2021」と表示され、備蓄米=古米の年代を明示
- カロリー:「塩にぎり」222kcal、「だしにぎり」193kcal
🍙 各商品特徴と違い
「令和3年産米使用 塩にぎり」
- 具なし・海苔なしのシンプル仕様
- お米の粒立ちや塩水炊き製法が特徴で、古米でも食感に配慮
「令和3年産米使用 だしにぎり」
- 昆布・鰹・椎茸などで取った旨味豊かな出汁を含んだ風味重視タイプ
- 具なし・海苔なしで、ご飯そのものの旨味を楽しめる仕様
🎯 なぜ備蓄米おにぎりが注目されているのか?
- 価格訴求:高騰する米価に対し、あえて古米を活用することで “3割引” を実現
- 話題性重視:「Vintage 2021」と表示して古米を前面に出した展開がメディアでも話題に
- 消費者ニーズ対応:価格を気にする層、味を気にしない高齢者や一人暮らし世帯への配慮として有効
- 食品ロス削減と食料資源活用:備蓄米の消費促進と廃棄回避、政策的意義も大きい戦略
✅ まとめ:高騰するお米事情に、賢く対応するために
2025年、日本人の食卓に欠かせない「お米」の価格が、過去にないほど高騰しています。背景には、気候変動による不作や生産コストの増加、さらには世界的な穀物需給の変動が深く関わっています。
そのような中、政府の備蓄米放出によって「古米・古古米・古古古米」が私たちの身近な選択肢となりつつあります。一方で、古いお米に対して不安を感じている人も少なくありません。
ですが、本記事でご紹介したように——
ちょっとした工夫や調理法の違いで、古いお米でも美味しく、満足感のあるごはんに変えることができます。
また、ローソンが発売した「備蓄米おにぎり」は、古米でありながらしっかりとした味づくりがされており、価格も抑えられていることから、新しい食の選択肢として注目を集めています。
食料価格の不安定な時代だからこそ、私たち一人ひとりが「正しく知り、工夫して食べること」が、家庭の食卓を守る第一歩です。
お米はまだ、あきらめなくても大丈夫!
工夫と選択で、美味しく、無駄なく、家計に優しい食生活を楽しみましょう!